眠り ― 生産的な時間の浪費

Kitsune, Terracotta, 16,5 x 27,5 x 11 cm © Leiko Ikemura 2010. Photo: Sasa Fuis

出品作家:シュテファン・バルケンホール、エルンスト・バルラッハ、マックス・ベックマン、ソフィ・カル、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ウィリアム・コプリー、ギュスターヴ・クールベ、マルティン・エダー、フランシスコ・ゴヤ、イケムラレイコ、フランツ・マルク、パウラ・モーダーゾーン=ベッカー、ロン・ミュエク、エドヴァルド・ムンク、ウルリッケ・ローゼンバッハ、フリードリヒ・ザイデンシュテュッカー、ミヒャエル・トリーゲル、アンディ・ウォーホル 他

 

「眠り」というテーマは古来より芸術家たちを魅了し続けてきました。眠りという意識のない状態、これにまつわる数多くの未解決の謎や物語は、今もなお無数の芸術作品のモチーフとなっています。そのうちの70点に焦点を当て、パウラ・モーダーゾーン=ベッカー美術館にて展示いたします。芸術における「眠り」を、プライベートな側面、パブリックな側面、エロティックな側面、メルヘン的な側面、そして(芸術家の)眠る場所であるベットという五つの側面からひもときます。

ギュスターヴ・クールベとアンディ・ウォーホル、エドヴァルド・ムンクとマルティン・エダー、ソフィ・カルとエルンスト・バルラッハ・・・異質なもの同士に見えるペアが出会い、対話が生まれます。古典絵画から写真、そしてパフォーマンス・アートへといたる芸術作品は、休むことのない我々の社会において、眠りが「生産的な時間の浪費」であることを証明し、論告を行っているかのようです。

 

Museen Bötcherstrasse
Paula Modersohn-Becker Museum
(パウラ・モーダーゾーン=ベッカー美術館)
Böttcherstraße 6-10
28195 Bremen

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出典: www.museen-boettcherstrasse.de/ausstellungen/schlaf/